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   かみ合わせの治療              新居浜市 いんなみ森田歯科
 虫歯がないのに歯が痛むのは・・・

正しいかみ合せとは,
上下の歯をかみ合わせたときに、あごの筋肉や関節に負担がかからないで
噛める状態をいいます。

噛み合わせが狂うと・・

たとえば、被せ物がすりへったり、歯が抜けた部分をそのままにしていて
かみ合わせが変わると、
上下の歯の特定の部分の歯が強くあったって歯に痛みが出たり、
しみたりすることがあります。
(これが虫歯ではないのに歯が痛い状態のひとつです。)

また、かみ合わせが悪いままにしていると、
できるだけ上下の歯がかみ合う位置にあごをずらして噛む癖が付き、
その結果、筋肉が緊張したり、
関節の周りの部分に異常がおきたりします。

いんなみ森田歯科では、このような咬みあわせが原因で起こっている歯の痛みに対し、
すぐに神経を取ったりせず、よく説明し適切に対応しています。
  


かみ合わせが悪いと、

体のバランスが崩れ、

様々なトラブルが発生する場合があります。
たとえば、


 いびき、歯ぎしり

その他にも、頭痛、腰痛、生理痛、耳鳴り、便秘、睡眠障害などの症状が

現れる場合があります。

これらのトラブルの原因となるのは、

あごの周辺の様々な筋肉が不自然な動きを強いられているからです。



  1 咬合性外傷(歯ぎしり、くいしばりなどによる) 
図1 図2 図3

舌に凹面の跡や頬粘膜に上下のかみあわせに沿った線はありませんか?

                   それは、喰いしばりの兆候です。

○また、歯が磨り減っている、特に犬歯の尖りがなくなっている原因は歯ぎしりです。
上の犬歯が、下の犬歯に3〜4ミリ覆いかぶさり、歯を横にずらしたとき奥歯同士が当たらないようにして奥歯を守る機能があります。歯並びが悪かったり、犬歯が完全にすりへってしまったりすると、この機能が無いため奥歯同士が強く擦りあい・・むし歯でもないのに歯が痛くなったり、しみたりすることがよくあります。
痛みが出ても1週間くらいで自然に治るのが普通ですが、まれに図3のように歯髄が変性し症状が改善しない時は神経の治療が必要になります。

○咬合ストレスは、詰め物の脱落や、歯の破折の原因にもなります。
 また、入れ歯の痛みが取れない原因になっていることもよくあります。
○歯槽膿漏で歯の周りに汚れ(細菌毒素)がある方が、はぎしり、くいしばりをすると、歯の周りの骨が急速に破壊 され(咬合性外傷)歯周病が急速に進行するといわれていますので注意が必要です。

 この場合の治療法として
  薄いプラスッチクのマウスピース・ナイトガード(保険適用です)があります。
  これは、かみしめる時の噛む力を均等に分配する装置です。
  

TCH(Tooth Contacting Habit)   歯列接触癖を貼り紙で直す!

TCHとは、上下の歯を持続的に接触させる癖のことです。

じっさいにはグッと強い力で噛み締めや喰いしばりを行わなくても、上下の歯が接触する程度でも筋の緊張・疲労が生じるということで、TCH(歯列接触癖)という名称が考えられました。

たけしの家庭の医学 「肩こり」の特集やためしてガッテンでもとりあげられました。
TCHの発見法は1:舌に歯形がついていること。2:頬の内側粘膜に白い線があること。つまり、歯が舌やホホに当たり続けているという証拠なのです。
TCHが頭痛やめまい、肩こり、おならにいたるまで影響するということで、噛み続けると、全身の筋肉が緊張状態になってボロボロになることもあるのだとか。
TCHの簡単な治し方
意識して歯を合わせないことが重要なのです。
付箋に「歯をはなす」と書いて家や職場などあちこちに貼るだけ!
そして、そのメモが目につくたびに「歯をはなす、」とつぶやき息を吐きます。
リラックスすることで、緊張を解きほぐすのです。 頑張りすぎず、続けると一週間くらいで改善されるそうです。
ご希望の方には、当院で「歯をはなす」の付箋お渡ししています。
TCHについてもっと詳しく

 2 歯列不正
○見た目ではわからない程度でも歯列不正があると、噛み易いほうでよく噛む習慣(かみ癖)がつきます。
すると良く噛むほうの歯の咬耗や、しだいに咬む筋肉の大きさが左右非対称(良く咬むほうが頬が大きくなり、 目は逆に良く咬むほうで小さくなる)になることもあります。

○歯がしみたり、痛くなるのは、かみ癖によって強く当たる部分が磨耗して均等に当たるようにしようという生体 の恒常性とも考えられます。

○歯列不正の状態にもよりますが、頻繁に痛みがでるようであれば、矯正治療が必要となります。
矯正治療の目的は、見た目の美しさだけであると思われがちですが、このように、矯正治療でよい咬み合わ  せにすることは、むし歯や歯周病の予防・歯を長持ちさせることにもつながります。
ご高齢のかたで義歯を必要としないかたは、たいていよいかみ合わせをされています。

 3 態癖
下のような癖はありませんか?態癖といいます。

  態癖
なおしましょう!

○頬杖、唇や舌を咬む癖、寝癖(うつ伏せ寝や横向き寝など)のようなちょっとした癖によって歯が動き、
歯列が乱れ、かみ合わせが悪くなります。

○かみ合わせが狂うことで、咬んだ時痛かったり、冷たいものがしみたり、顎関節症であごの関節が
痛かったり、 口が開きにくくなったり、口をあいた時関節に音がしたり・・進めば全身の姿勢にまで
影響を及ぼします。
 
このような癖を態癖とよび、注意が必要です。

とくに、小さい頃の態癖に気づかずに放置しておくと歯並びがどんどん悪くなっていきます。

お子様の態癖にはよく、注意してあげてください。

態癖をやめることは、皆様のお口の健康、ひいては全身の健康を守るために必要なことです。

 上記のようなかみ合わせからおきている症状を改善する方法として咬合療法があります。

 ■咬合療法とは
診断には 口腔内の研究用模型、エックス線写真、口腔内写真、顔貌および全身の写真、
インディケーターワックス、グラビコーダーを用います。

これらによる精密検査の結果、かみ合わせが原因と考えられる場合、
まず、咬合紙を噛んでいただき、とくにつよくあたっている所を調整したり、磨り減って平らになった
臼歯に溝を彫って軽い力で噛めるように調整したりします。

このようなかみ合わせの調整や冠の作り変えだけでは治らない場合は、矯正治療も考えます。

このような場合の矯正治療法としては 
見えない矯正・クリアアライナーは義歯を装着している中高年の方でも治療ができ、見た目も矯正中と
わからないので、便利です。とくに、横向寝、うつ伏せ寝などによりおきた歯列の傾斜の矯正
には効果があるように思われます。

 ■ベロ回し体操

日本歯科大学新潟生命歯学部教授の 小出馨先生が紹介した
<かみ合わせを良くするためのマル秘トレーニング>がベロ回し体操です。

2重顎や顔の歪み、頭痛の原因となるかみ合わせを自分で改善できる方法として、注目されています。
「ベロ回し体操」の方法は
@口を閉じ、舌で歯の外側をぐるっとなぞります。
A左まわり50回、右まわり50回を1セットとして朝、昼、夜と1日3回
行うとよいそうです。
最初は10回くらいでもだんだん慣れていってください。

大頬骨筋、小頬骨筋、などの表情筋をはじめとする58種類の筋肉全部のリハビリになるそうです。
2重アゴ、顔の筋肉、ほうれい線などの改善。唾液の分泌がよくなることで、美肌効果や、口臭予防、免疫力アップなどの効果も。ぜひやってみてください。

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