歯周病 (歯槽膿漏)は、
主に歯垢(プラーク)と、咬合性外傷 を原因として、
歯を支えているすべての組織に炎症が起こり、破壊されていく疾患です。
昔は歯槽膿漏と言っていましたが、今では「歯周病」
と呼ばれています。
ひどい場合には歯が抜け落ちてしまいます。
初期段階の歯周病にはほとんど自覚症状がありません・
歯周病が小学生の頃から始まることもあるので気をつけましょう。
また、歯周病は、体全身の影響を大きく受けます。
栄養状態が悪かったり、疲れがたまったり、睡眠不足、過剰なストレスなど・・・
全身の抵抗力・免疫力が下がる状態に陥ると急激に悪化します。
疲れがたまった時などに、けんびきで歯茎が腫れたというのは、
お口の中の、歯周病が進んだ部分が急性の炎症を起こしているのです。
喫煙、思春期や、妊娠期、更年期のホルモンの変調・糖尿病も
歯周病を悪化させやすく、治りにくくする要素です。
進行した歯周病(下図右)では、歯を支える骨は溶けるようになくなっていきます。
歯周病の末期段階に歯並びが悪くなったり、物が挟まりやすくなるのは、
歯が動いているためです。
そして、歯を支えている骨が全くなくなってしまうと歯は抜けてしまいます。
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