新居浜市いんなみ森田歯科(森田歯科・矯正歯科)歯を残すための治療について説明しているページです。
いんなみ森田歯科 歯を残すための治療(根の治療)

複雑な根の中を小さな器具で形成、清掃、消毒、症状が無くなれば根の先までしっかりと詰めます。

歯髄(しずい)(神経)が細菌に犯された場合の抜髄(ばつずい)と根の先に病気ができた場合の

感染根管処置があります。

いずれの場合も根の中を清掃、充填をしますので、根管治療ともいいます。

感染根管処置(感染根管治療)

根の先に病気ができると、歯茎が腫れたり、噛んだとき痛かったり、

歯の根のあたりの歯茎にぷくっと、瘻孔(ろうこう)(うみの出口)ができたりします。

根管治療で症状が治まれば、歯を残すことができます。
また、いんなみ森田歯科では、根管治療で症状が改善しない場合でも 
すぐに歯を抜かないで、

最後の手段として歯を一度抜いて根の先をきれいにしてからもと
にもどす・・
再植(症例2)や、

病気のある根の先を外科的にきれいにする・・
根尖切除

大臼歯の場合、先に病気のある根っこだけを抜歯して残りの部分をのこす・・

分割抜歯、も行っています。                (すべて保険適用です。)


 症例1 根管治療
40代男性
初診時 術中 術後
2006年7月
奥の端の歯の横の歯茎が腫れていました。
この写真では根の周りに黒い部分があります。冠の下にできた虫歯より神経の穴にばい菌が入り
骨の中に膿がでてきたと考えられます。
また、根と根の間も黒くなっていて、根が割れているかもしれないことを説明し、根管治療を始めました。

器具を根の先までいれて根管内をきれいにしているところ。
幸い、根のハセツはなく、通常の根管治療を行いました。
何回か根管治療をするにつれ、歯茎の腫れもなくなりました。

症状が無くなったので、根の先までしっかりとつめたところです。
根の治療終了後、冠をかぶせました。
その後、現在も腫れることなく、良く噛めるといわれています。


症例2 根管治療
40代女性
初診時 術中 術後

H19.初診。20年以上前に入れた上前歯の歯茎が時々腫れる。レントゲン写真では、前歯の根の先に歯冠の大きさの骨のとけた黒い影がある。
長い年月が経過し、根管の中の神経の治療の薬が吸収したことが原因とおもわれる。

冠をはずすと、
根の中が細菌に感染し腐敗臭がありました。
根の中を清掃拡大し薬(水酸化カルシウム)を何度も入れ替えました。

根管治療終了後、
根が割れないように
金属ではなく樹脂性の材料で土台を作り冠を装着しました。

根の先にあったおおきな病巣がほとんど無くなって来ています。

 症例3 再植

50代女性
初診時 術中 術後5年
2003年
腫れや痛みは無いが、奥から2番目の冠がぐらぐらするということで来院されました。
この写真で、根の先に黒い影が見られます。
冠が土台ごと歯から、外れそうになっていました。
冠をはずし、根管治療を始めました。

根管が、根の先のほうで詰まっていて、根の先の膿の袋のところまで薬が届きません。このままでは抜歯しなければならないことを説明しました。
再植(わざと抜歯して根の治療する事)を提案、行いました。

抜歯して根の先の膿の袋を取り除きレーザーで殺菌後、根の先の穴を外から塞ぎました。同時に骨の中の病気の部分を取り除き洗浄、し、歯を元の位置へ再植。
5年後のこの写真では、黒い部分がすくなくなり、調子も良いそうです。


症例4 歯根尖切除術
70代女性
初診時 根管治療後 術後 一年後

むし歯の治療もしていないし、外傷の既往もない上の前歯の内側歯茎に

米粒大の瘻孔(膿の出口)がみられます。

根管治療後、症状があまり改善しなかったので、歯根の膿の袋をとりレーザーで

殺菌処理後根尖閉鎖の薬を詰めました。

一年後骨の回復がみられます。
症例5
70代女性
初診時@ 根管治療中A 術後・矯正中B 18年後
@93.1.28 上の前歯の脱離および根の先に膿ができている
A93.7.16 根の神経の治療を行う
B93.7.23 差し歯をする予定だが、虫歯が歯茎のかなり下までできているので、このままでは、再び脱落するかもしれないので矯正により、歯を引き上げることにした。
C2011.1.28 歯を引き上げてから、18年後の状態。根の先にできていた膿の影もなくなり、安定した状態にある。隣の歯とくらべると。3mmほど根の先の位置が変わっていることがわかる。
下が現在の口腔内。金属の義歯も自分の自分の歯のように違和感無く調子が良いとのこと。

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